だんだんシステムも慣れてきたので、blu-rayのチェックをまとめてやってみた。
音声は普通のTVとかと同じ。
BGMはすごい。ちゃんと入っている。
しゃべり音声はしゃべりの生々しさは従来通り
ちゃんとシステムを通すと、FB-16だったら背景の鳥の声とか
そういう自然のBGMがきれいに再現される。
(これは都内ではよくあるピーポー音も出てしまうことになるのだが)
音声的には入るべき音がちゃんと入っています。
これを立体録音してもどうかなとは思うけれど。
問題は映像のほうで、HDTVでblu-rayを再生すると、カメラの特性が
ことごとく出てしまう。
これはPCやネット配信では出ない。
もともとHDビデオカメラで撮っていたものはしょうがないのだが
一眼レフなどのフィルム系デジカメで撮ったビデオも”かなり”ビデオ寄りの映りになった。
PCでのチェックではまったくわからなかった。
このいい感じのピンボケが、Blu-rayにしてTVモニタすると、ピンボケはあるけど
ピントが合った部分がやたらシャープになってしまう。
”もっと汚く映るはずだったのに・・・”
狙った映像になってないのでしばし呆然。
いやそれは単純にカメラの問題で撮影して編集時にも分っていることなのだが、
改めてもっと狙った映像にしたくなってしまった。
しかしそういうカメラになってきたのは最近の単版4Kの話である。
昨年までの単版4Kで撮ったものも、PCではちゃんと出ているが、blu-rayにすると
ビデオ的な映りになる。
思った以上に克明に、つやつやしく映っているのでほんとにビデオ。
単版フィルムカメラのレンズで撮ればもっと映画風にじとっとした絵になるかと思ったのだが
どうもそうではないようだ。
というかyoutubeをみてもみんなカメラごとに映りが全然違っていて、
やたら克明なものもある。
おそらくレンズの違いだとは思うけど。
(ああいうのはズームレンズを使わないので)
新作のFBR20もTV再生するとビデオです。
このキャプのように鮮明さが奥に引っ込まない。
髪の毛の艶が粒々、キラキラ前に出てくる。
美しいと言えばそうなのですが・・・
これが、blu-rayで再生すると微細なとこまできめが細かく、つやがでて、ビデオ的な映りになっている。
元が4Kだから縮小効果がでているのかもしれない。
鮮明な映像が好みの方にはいいだろうが、演出する側としてはもっと
べたっとした映像がほしい時困る。
FBR20の撮影後二か月後に腱鞘炎が嫌でメインカメラを4Kにしたが、
これはレンズでかわるのでかなり特性をコントロールできる。
F1.4とかのレンズを使うとTVのような効果がでるが、モデルさんが動くとピントがずれる。
これも考えて使う必要がある。
長いのでF2.8くらいにしたがblu-rayだとやたら鮮明になっている。
FB16はHDカメラなので、どうもカメラの特性だろう。
一眼レフやデジカメのビデオのセッティングは、鮮明なビデオカメラよりの設定になっているのでは・・・
今までフォト系デジカメは映画的な映りをするものとばかり思っていた。
そこで新しく導入したカメラで撮った素材を確認したら、
こちらはHDテレビでも鮮明過ぎない。
フィルム系のドラマ的映りをする。
でもこれがPCとか編集機でみるとビデオにしか見えないんです(困
これもうすぐ公開のつばさちゃん。
新人さんなのでDVDになるかどうか微妙なところ。みなさんの押し次第?
今回カメラそれぞれの映りがちゃんとしたシステム出しをしてわかった。
あとはセッティングで変えることができるけど
どこでどう使うか。
下手にシネマにするとデティールがぼやけて、はっきりザーメンが映らなくなってしまう。
ただちょっとだけドラマ風にしたいなとは思います。
新規導入したカメラの映りがどうも当てにならなかったのだが、
ちょっと傾向がわかった。
HDカメラと言っても、HFD02のものと、FB16のものでは結構違う。
この10年でとにかく試行錯誤が激しかった。