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ネットリテラシー

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ネットリテラシーという言葉があります。
これは英語ではabilityみたいに言われますが、
日本語ではknoledgeのように取れます。
面倒な言い回しですが要するにわかりやすくいうと”民度”のことです。
ネットリテラシーが低い、ということは、要するに民度(ネチケット含む)が低い、ということになります。

いわゆる民度というより、厳密にいうとネット特有の勘違いから発した食い違いの激しさが
とんちんかんな理解をしているようにみえる、
勘違いの連鎖、というのがこのネットリテラシーの正体です。

AVはこの勘違いの連鎖の影響を真っ先に受けたメディアでありまして、
業界のほうでは逆に勘違いさせようというあおりをよく使ってきました。

ネットというのは顔が見えないので、言葉尻だけでみると東大生も高校生も50のおやじも
同じに見えます。

それらしいことを言っていてもそれが読書好きの子供だったり、
若者を気取ったおやじだったりすることは知っている人はよくご存じだと思います。

私がオーラ、というのを信じるのは、実際にあってみるとネットより小さい人が
結構多いからです。

ネットは人を偉大に見せます。

私なんか世界的な大富豪にされたりします。

発信するほうも、受け取る側も、よくわかっているようでいて、実際は雲をつかむような
手探りの状態で会話をしている異常な状態だということを
忘れてしまうのがネットの正体なので、それがわかっていない
数100人が同時参加して、一つの文章を見るとき、
100人100様の取り方をして、半分くらいは知らない人同士で伝言ゲームよろしく
勘違いをする。

さらにその中にいる理解力が低い人、の勘違いはものすごく、
100円の消費税8%は180円というああいう世界の住人がいたりするともう終わりで、
果てしなく勘違いが伝播して、消費税がいつのまにやら80000%になってしまう。

現在のネットはこういう状態だと、昨年来本当に実感した。

特にツイッターとLINEの凋落はひどく、LINEは下心満載の偽物の跋扈
ツイッターは俺様のすごい理論かなにかの告知のどちらかしかない。
これでは新聞にのる年寄のけしからん世の中への投稿とか、三行広告とかわらない。

ツイッターは女優さんが多いので、勘違いというか、メンタルがデリケートな人も多いので、
最近は怖いのであまりやる気がなくなってしまった。
なにげない一言がたまたま目に入る、それが”私”に向けての言葉かもしれない、
そんな現象が水の波紋のように大きく広がっていく影響はわからないので。

facebookはもっと怖くて、誰がどんな理由で違反申告をするかわからないので、
基本友達申請はうけなくなってしまった。
海外のファンで会ったことがある人とか、海外の女優さんとのコンタクトスペースで使用している。
興味本位の友達ほど怖いものはないのがfacebook。

AVでは、リクエストでこれが怖い。
たとえばやっかいなのが


売り上げが増えるから値下げしたほうがいい

ここは一番、大きな投資をして有名女優を使ってほしい

絶対売れるから○○をやってほしい。見たい。

○○のサービスや内容が面白くないから○○をしてほしい。これこれこういう理由で、こうなるはずだから。

もはや何を言っているのか不明なのが、

高いから売り上げが低いと思うんです。とか。

一つの話としては聞きますが、本来は実際にお会いしないと真面目に聞けない相談です。

ある程度はネットで話していてもどういう方かわかります。
実生活での癖がそのまま出ているので。

自分の話しかしない、わかってほしい、ほめてほしい欲望
何かで読んだそこの薄い経営理論、要するに、無料または安く見たいだけ
ほめるだけほめて結局サンプルが見たいだけ

こういうことで大体わかりますが、
これはうちの話で、AV業界にはこれを逆利用してあおってやっつけトンデモ作品を買わせようとする
メーカーとか、逆に担当者があほで真に受けて、無駄なシステムを組んだり
女優が苦しむような企画を立てて、あげく300円で配信されて喜んでいるとか、そういう人のほうが
多いし、女優さんにも人気のある人がいたりする。
こうなるとネットで騒がれていることのどこまでが本当でどこまでが嘘なのかわからない。

苦しんでいる人の心の隙間に入ったり、自分を大きく見せるのが上手な人が
ものすごく多い業界なので、AVメーカーのいうことほど当てにならないことはない。

汁男優の噂と、スタッフの噂と同じくらい当てにならないわけです。

どこそこの売り上げがいくらとか、どこそこのプロデューサーが理解できない行動をするから
あの会社は大丈夫か?とか、
あそこの男優や女優が勘違いが多いから将来大丈夫か?危ないだろう?とか、

だれも頼んでないのに他人の心配をしてくれる人がいる。でもそんな一言が
どんどん伝播する。

ようするに、あそこは儲かってるんじゃないか?どこが儲かってるの?教えて?という欲求が見て取れる。

メーカーの財務表も見たことがないどころか、多分見てもさっぱりわからないのに
あれこれ資金繰りがどうのと言っても仕方がない。

これ、顔を知っているからこう言える。

でもネットだと、本当に知っている人もいるかもしれないし、雑誌で読んだ話を
真に受けているだけのぼんくらもいるかもしれない。見た目、同じに見えてしまう。

だから、今のネットは本当に当てにならない。


まずこの大原則を知らないと、判断を誤ってしまう。


一番大事なのは、黙って読んでいる人たちで、この人たちはものを言わないのでわからない。
この人たちにものを言わせることができたら、本当に売れるものになったと思う。

それがLANケーブルを通じて伝わってくるときがある。

ただ、なにがしかのリクエストの確認は、やはり実際に顔をみて、なぜそれが必要なのか、が
わからないと、もうやりづらい。


むかしはクレクレ、といったんだけど、今やそれどころではない。


これからは、ネットの時代ではなく、行動の時代になるだろう。

ネットで百万言を費やしても、一回の実行に勝てない。

メールを100万通送るより、実際にその人に会いに行って話したほうが確実になるわけだ。

yahoo知恵袋も相当ひどくなった。
ニコンのデジタルカメラを使った人、教えてください、という質問に、
ニコンのユーザーではないですがきっとこうだと思いますよ、としたり顔で
延々と恥ずかしげもなくご高説を垂れる人が本当に多いわけで。


ミルキーの会員エリアに入ったことがないのにしたり顔で情報を人に教えるとか
何年か前にちょっと入っただけで今も同じ構成でえんえん続いているように語るとか、

そういう情報なのか、本当に今の情報なのか、ネットではわからなくなる。


実際に行動して、入った人にしかわからない。

ちょっと前までは海賊版サイトがはびこっていたが、
これに対しては相当なつぶしが入っているのでだんだん減っていくだろう。
悪名高いトレントも、あるけれど見つからない状態にできるようになった。

シェアサイトにお金を払って翌月にシェアサイトがつぶれていたら泣くに泣けない。
自業自得である。そういう人ほど払った2000円程度を必死になって取り返そうと
手を変え品をかえネット上に出現して聞いて回る。

そういう人のプロファイリングをするのが楽しくてしょうがない。

就職なんかでも、まーぶっちゃけて言うと、日本の企業は日本人を取りたくないんです。
毎月20万近く払って文句しか言わないで機械よりも融通の利かなくなった若者を
再教育するのは、私だったらよほど奴隷化の必要があるのでなければ金もらってもいやだ。

でもお役所の要望というか、いちおう取らないといけない慣例があるのでしかたなくやっているけど、
本当に取りたくないから、落ちるような罠をあちこちに仕掛けているのです。
だから就職面接で落ちて当たり前です。
面接するほうは、面接まできやがった、なんとかして落とさないと成績が下がる、ぐらいに
思っている節がある。

いまや人材を取るよりいかに上手に波風たたずに不採用を上げるか、が人事の評価基準になっている感がある。

それでも馬鹿の一つ覚えのようにネットで大企業に大量申し込みをかけるのは、いかがかと思う。

取る気がないところにすがるように食らいつくくらいだったら、必要とされているところに行けばいいのだ。

そうしたら、初めて今まで自分が外国でも、中小でも、必要とされているような技能やスキルを
さっぱり持ってなくて、あるのは学歴だけだった、と気づくはずだ。

だから、これからのネットは、それが本当かどうか自分でやってみて、行動してみて
本当の部分を知っている人が一番の勝者になる
と心得たほうがいいですね。

もっと上になると、人より先にいかに情報を取るか、になる。
これは本当に難しい。これができたら株で百戦百勝できる。



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