AV業界の人も最近は遅婚がふえて苦労しているらしい
40を過ぎて結婚していないスタッフや事務方が業界不況のせいで多いのだが、
やはり結婚しろといわれて苦労しているようだ。
30を過ぎて結婚しないと肩身が狭い思いをするのは昔から同じなのだが、
それについて文句を言う側がちょっとおかしいとずっと思っている。
親であれ身内であれ、仮にも成人した相手に「結婚しろ」と抜かすのはおかしいと思うわけだ。
いい大人に対して結婚しろ、というのなら、その人がなにか問題が起きたとき、
当然責任を取れるのが、大人だから、そういうのだろう。
言われたほうはそう思う。
というのは、結婚しろ、というのなら、結婚したら「子供はいつだ」、
子供ができたら「次は男はいつだ」、と都合のいい要求をするのが常だからだ。
親が言うのなら、それは「自分の子育て」に失敗したというに等しい。
結婚なんてものはいちいち他人に言われる筋合いはなく、
社会の環境が多くを占めている。
健康と同じだ。
玉ねぎを毎朝どんぶりいっぱい食べている親に
「たまねぎ食べるより、肉やめたほうがいいですよ」なんて言って聞くわけない。
それと同じである。
いうなら何か収入や職業に問題が起きたとき、フォローするんだろうなと、
そういうことを期待する。それをしたくないから、迷惑をかけたくないから
しないのだ。
おまえらやれやれとけしかけておいてなにか問題が起きたらなしのつぶては
ふざけんなと、私はいつも言ってきた。
私は誰も信じない。自分一人ですべてを解決する覚悟ですべてやっている。
AV業界の人にはこういう人が多い。
そしたら案の上、周りには結婚したがいいが不妊で6年悩んでいる、
なんとしようかというのが出てきた。
あんたらその解法がわからないのにけしかけたのか、と言いたいのをぐっとこらえる日々だ。
結婚というのは覚悟ということだから、何か言われたらこう答えてほしい。
私に勧める以上あなたも覚悟ができているのでしょうね、と。
責任が取れないのなら、他人に干渉してはいけない。