制作の方がよくスタジオ経営もやっていたのだが
私は某シャトルさんの経験から同じ背景があまり好きでないので
割とスタジオを変えている。
見ている方は嘘つけ、と言われるかもしれないが
それは50人以上の収容人数・駅近・駐車場・会社からの距離・価格・内容(暗い内容かきれいかかわいいか)
最後に付き合いというか、融通という制約の中で決まっているためで
よく使っていたスタジオがなくなったりもするのでおのずから使えるスタジオの数が減り、
固定されているように見えるわけ。
いくら広くても遠いとか、救急車や消防車の音がうるさくて使いづらいとか、
実際ある程度の人数を使う現場はみんな同じところを使うと思う。
ただムーディーズ系列の制作会社はスタジオ願望が結構強い方が多くて
自社スタジオやスタジオ経営をやっていたりする。
これは昔懐かしいキャッチアップという桜井ちんたろう氏やピエール剣氏とか
そういう人が毎月何回も集まっていた彼らの制作スタイルのひな型となった制作会社が
あったのだが、ムーディーズ設立前くらいまで羽振りが良く
川越に倉庫を借りて大きなスタジオにしていた。
あの色に染まった人たちは何かと自社スタジオを持ちたがるのだ。
なんでかわからない。
そのキャッチアップという制作会社が当時北都と言った会社の制作で人数物をよくやっていて
箱がなくなることがあった。
人数物と言っても女の子多数の現場だ。
もうさすがに言われることはなくなったが女の子100人VS私という”王様ビデオ”
で使うとこがなくて、府中のスポーツセンタースタジオを使うことが多かった。
その後かなり長い間王様見たよといわれた。
実際はAV女優が100人もあつまるとものすごく気を遣って息が詰まる。
とにかく目を合わさない、話さないように、真田丸で淀の方を避ける信繁のようにしていた。
今の男優さんは平気で手を出す人もいるようだが
今の現場な鷹揚なのかもしれない。
当時はモデルが集まったら苦労の種だったのを覚えている。
まして100人である。
話がそれた。
そのバックステージというスポーツセンタースタジオをあまりによく使うので、とうとう合併して
社名が”ステージアップ”になって共同経営になったぐらい
北都系列の会社の人は土地や建物を所有したがる。
今はステージアップという会社もなくなって、バックステージの社長さんはスライドして
ドグマの社長さんになっているらしい。
川越のスタジオを持っていたキャッチアップの社長さんについては行方を知らない。
そういうわけでドグマさんはDMMさんのつながりが昔から深いのかもしれぬ。
川越のスタジオは広かったので、プロレスのリングや、ハーレーの駐車場とかにただたんに使われていたりした。
というのは川越の方はわかると思うが、冬になるとかなり寒いのだ。
何もない倉庫というのは冬なんであんなに寒いのかというほど寒い。
どんどん何かものが置かれて雑然としていく。
今はハマジムさんのようにバイクを効果的に使う上手な会社も多いけれど
当時はとにかくたくさん作らなければいけなかったので、雑然としていた。
ただ最近ジムが好きな時に遠慮なくやりたくて、都内のジムがあまりにも
ひどいから、自分でケージを買おうかとずーっと考えている。
だったらいっそ自社スタジオを借りてしまうかと。
数だけは増えているが、本当に都内のジムはひどい。
スタッフは入会方法と注意事項を暗記しているだけのロボットで、
マシンの使い方は講習すら受けていない。
体型もぶくぶくでアドバイス以前の感じ。
クレーマーの顔をうかがってはちょっとしたノイズですっ飛んできて
小さい音でお願いしますとピーチクパーチク。
いや集団で延々やっているランニングマシンの集合音のほうがよっぽど気になる。
ルールのないフリーウェイトで延々頑張る人とか
数だけは増えているけどほんとクソ規約(自己の責任回避)ばかりで内容が伴っていないのでやりづらい。
インストラクターも教科書暗記しかしていない。
結局ジムと言いながら入会者数が増えると自動的にリハビリ施設色が濃くなっていく。
最近はやりのジムは要するに何のためのジムか、でなく、
自動販売機的な低コスト、高利益の施設としてしか経営側が捉えていないということだ。
リハビリ的に低負荷で延々効かないトレーニングをしてもらい、
あわよくば飽きて毎月引き落としだけで来なくなってほしいという
ジム経営にありがちなスケベ心が嫌でも見えてしまう。
(ジム経営は幽霊会員を作るほど儲かるという理論が日本は根深い)
ずーっとほしいほしい病が出ている。
だから広いスタジオにジムセットがほしいと思っているのだが
近所にそんな広い工場物件がない。
背景を固定するのもどうかと思うし。
出会い待ち状態という感じ。