えびぞうさん見てて、突然この言葉が頭をよぎった。
何を得て、何を失うのかは人それぞれ価値観が違う。
うちの業界では売り上げが優先だけど、
うちのお客さんからしたらうちの売り上げなんてどうでもよくて、
新作のほうが価値があるでしょう。
だからこそこのブログで、入会やDL購入、なんでもいいから購入が地力を上げて
新作につながるのですということを言ってきている。
そしてそれがだんだん認知されているのを感じている。
私も売り上げをどこに使うか、で考えたら、車やらカメラやら自社スタジオやら
いろいろあるんだけど、
コンテンツにするのが一番価値が出ます。
ここはお客さんとのコンセンサスが取れている。
だからコンテンツを作るほうがいいのだけど、
今まで少なかったから価値があった。
でも毎月出したらインフレになるのかな?とか
そういうことも考えたり。
2002年に毎月5本DVD出していたら億万長者です。
しかしうちはモザイクの手間がかかりすぎてそれができなかった。
(なぜかうちでモザイクオペをやろうとするとチマチマ時間のかかるオペレーターばかり来る)
単純にでかいモザイクバーッとかけて、ZGみたいなのを出しまくればよかったのだけど
それをやると、”メーカーの価値が落ちる”というのはなぜか問屋も店舗も
コンセンサスがあった。
彼らは別作品のシーンを丸々使いまわしたり、
同じDVDをタイトル変えたり
くそみたいな乱発をやって売り上げを出していた
そんな人が別の口でミルキーさんには量産は向いてないとか言う。
ところが人によるが、汁王子が店舗にあいさつに言ったら
「お宅みたいないつ新作出るのかわからないメーカーの棚確保できるかよ!」
と睨みつけられたこともある。
人によって価値観は全く違う。
これは誠に面白い。
ネットでも「AVの疑似は絶対許さない」
と実害のないことに目くじらを立てて必死になっている人がふつうは多いと思う。
しかしそんな人たちが食べているものは何かというと
もっと危険で人工的なものばかり食べている
その人それぞれの趣味にあったコピー商品などで満足して、問題があると文句を言ったり。
そちらのほうがよほど実害があると思うが、AVの画面の向こうの疑似云々とは
別の問題のようである。
疑似がいいというわけではないが、それを追求するに足るレベルの人がどれだけいるのかという話。
それもあって、うちではマニアックとは言いながら、
最近はむしろお手軽簡単、というあっさりめのメニューで終わらすことが増えた。
女優も楽だし、いい女優も来る、髪射とか、私がなんとなくふつうに撮っても
十分マニアックということがわかったから。
ザーメン洗面器なんてものはそうそう不要だということ。
うちはかように小さい。正直言うとAVメーカーとしては鼻くそ同然の規模である。
ボーナスも出るかどうかわからない、AVやっている意味がないくらい貧しい会社だ。
これは恥ずかしながら私の自己満足や、エゴを優先した結果である。
一部のお客さんが満足してくれたら作りたいものを作ればいい、と思ってきたので
モザイクにもいろいろこだわったりしたわけ。
その結論が、ちいさなちいさな、いつ新作でるかわからない
自社スタジオも自社流通ももてない、やりすぎメーカー。
しかしもし、創立当初からバブルに乗って会社が大きくなり、あまたの有名女優を独占し、
日本でも世界でも認められ、
女性からも男性からもアダルトナンバーワンを認知され
挙句ソフトバンクと株式交換で合併とか、コンツェルンみたいなことになったら
なにもかも手に入れて万々歳。
これと、どちらがいいのか、正直いまだによくわからない。
なんでもそうだが最高潮の時にガラがやってくる。
なんとなく、そううまくいかないのだ。
史記はその繰り返しの歴史だし。
なんかそんな気がしてしまった。
じゃああれか、奪われる前に返してしまえばいいのか?
これが古代中国の三度断って受け入れる、の元かもしれない。
ないからといってあきらめるのはよくないが
あるからといって安心するのもよくない。
よく考えよう。
AV関連の捜索があったらしい。
事務所関連の捜索は実は毎年やられている。
地味なニュースでしかないので気づかないであろうが、
4年ほど前から毎年のようにモデル事務所が捜索されている。
今年は有名制作会社も人権保護の名のもとに捜索されたようだ。
うちは基本的に本番はないが
AV女優というのは実のところ掌返しも多くて、出ておいてお金もらっておいて
後で気が変わってやっぱり病んだ、ひどい、となることも結構ある。
実際のところは当事者にしかわからないのだけど、痴漢冤罪のように
掌返しでも女性が正しい、になると業界は結構難しくなる。
かわいく撮れた、自分好みの企画やタイトルしか出たくない(売れようが売れまいが)
自分の気に入ったタイトルのイベントしかしたくない
となると、AVじゃなくイメージビデオみたいなものばかりになる。
そんなのはモデル業界トップの人しかできないわがままである。
それをみんながやってしまったら?
となるとユーザー無視になって衰退を早めてしまう。
AVは配信やxvideo、著作権も含めて、めちゃくちゃな状況なので
人権保護は名目で、別の目的があったらこれはこれで大きな問題になっていくだろう。
ファイブさんもマークスさんも、うちはほとんど使っていないけれど。
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